2010/10/02
こんにちは。
社長の荒川です。
私の所属する「富山神通ライオンズクラブ」は、
毎年、10月の第1土曜日に「浮田家」(富山市太田南町)の草刈奉仕を続けています。
私も、午前中、草刈に汗を流してきました。
浮田家の茅葺の門から見た主屋玄関
浮田家(重要文化財)は、加賀藩の役宅(奥山廻役)として建てられ、
江戸時代中期の豪農民家の建築様式を当時のまま残しています。
中庭から見た座敷広縁・茅葺&板葺きの主屋
棟が低い左側は、後からの増築部分
中庭には、外腰掛もあります。
座敷の濡れ縁には立ち蹲もあり、利休の千家流侘び茶ではなく、
遠州や石州の流れである武家の茶道を
歴代当主は嗜んでおられたのでしょうか。
浮田家(秘話)
建物内の掲示版によると・・・
浮田家は・・加賀藩前田家が、娘婿の宇喜多秀家に仕送り?する為に
作ったという説があるそうです。
関が原の合戦の際、西軍についた宇喜多秀家は遠島(八丈島)になります。
(ほとんどの武将は死罪となりましたが、
前田家のお婿さんの秀家は遠島で済みました。)
助命嘆願がかなった前田家ですが・・・
加賀藩前田家から、直接八丈島へ仕送りすることは「NG」・・・
そこで、領地内でも離れた所に浮田家(呼び名が同じ)を作り、
婿殿へ仕送りをした・・・とあります。
お近くに行かれることがありましたら、
サッパリと綺麗になった「浮田家」を訪ねてみてください。
(入館料は100円です。)