荒栄ブログ

ミカゲ石=中国?

2010/10/06

こんにちは。
社長の荒川です。
ミカゲ石(御影石)というと、一般には「お墓の石」のイメージですが、
実は多彩なバリエーションがあり、
いろいろな所に使われています。
ミカゲ石の原産地は、中国・インド・イタリアと様々ですが、
加工の多くは、中国で行われています。

ミカゲ石のサンプルボード
同一のボードに貼られたサンプルなのに、
価格は高い物と安い物で10倍以上の違いがあります。
(原石の時点で、価格に大きな違いがあるようです。)
話が変わって・・・

最近、図書館から借りて読みました。
速水御舟、中国・朝鮮の古陶磁器(名品)の収集で有名な
「安宅コレクション」収集者 安宅英一氏のお話です。
ご周知のように、本体の安宅産業は、昭和52年に破綻してしまいます。
(破綻に至る経緯が、30年前のNHKドラマ「ザ商社」に描かれています。)
「安宅コレクション」の中の、中国・朝鮮の古陶磁器は、
住友グループから大阪市に寄贈され、
現在は、大阪市立東洋陶磁美術館に収蔵・展示されています。
広田不狐斎(八尾町出身)の著書「骨董裏おもて」にも書いてありましたが、
お金があれば、古美術の名品を収集できるわけではなく、
運や巡り合わせ・決断力といった収集者の品格・資質が必要なようです。
土地や住宅等の不動産も、高額な商品ですから、お客様に決断力が求められます。
この2冊の本は、古美術収集にまつわる話を内容としていますが、
不動産という高額商品を扱う私にとって、
心構え・哲学?として参考にするところ大でした。
現在、経済成長著しい中国から、
日本にある中国古美術の買戻しが過熱しているそうです。
(数千万円どころか、億を超える価格での取引がゴロゴロ!だそうです。)
そういえば、先日、TV番組「お宝鑑定団」を見ていたら、明代の堆黒丸盆に1億円!の鑑定結果が出ていました。
ご親戚から「本家」と呼ばれる方々は、
一度是非、古い物置・土蔵の整理をされてはどうでしょうか(笑)
話が大脱線してしまいました。
話を「ミカゲ石」に戻します。
うちの会社では、トイレの床にミカゲ石を使います。

トイレの床にミカゲ石をお薦めする理由は、
お掃除が楽というだけではありません。
トイレ本体が防露型であっても、年中水が貯めてある為か・・・
フローリングの床の場合、トイレ本体と接する面が黒くなってきます。
(恐らく湿気が原因と思われます。)
ミカゲ石の床は水気に強く、湿気による腐食の心配は不要です。
(同じ石でも、大理石は、傷や水による侵食が、ほんのわずかですが起こります。)

手洗いカウンターにミカゲ石を使った施工例です。
カウンター下のガラリ戸は、デザインだけではなく、換気を考慮しています。

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