2010/10/22
こんにちは。
社長の荒川です。
陶磁器を入れる道具箱(杉材)の写真です。
中身や箱書きから、この箱は400年位経過しているのでは・・・と思っています。
土蔵か蔵に保管されていたのだと思われますが、
長い年月を経ることによって、風化して、木の「力」が無くなっていきます。
古美術・茶道具の世界では、
共箱といって、作品(中身)と一緒に作られた箱(舶載品の場合は輸入された際に作られた箱)を
中身と同じくらい大切にします。
共箱をやかましく言うのは、情緒的な理由だけではなく、
「真贋」(これが一番重要)や、持主の変遷・経歴を証明する物として大切だからと聞きました。
ですから・・・
新しく作らせた贋物を、本物(古美術品)のように見せる為に、
中身はもちろん、
箱もちょっと汚して「時代をつけて」・・・
「これはいいもんです。貴方だけに特別に・・・・」となるそうです。
ちなみに、写真のこの箱には、
外箱といって、この箱を布でくるんだ状態で収める箱(栃材)があって、
中身と共箱が大切に守られています。
今月上棟を済ませた住宅(氷見市)です。
1階・2階の梁(米松材)以外はすべて「桧」!です。
(下から順に、土台・大引・床タルキ・柱・通柱・母屋束・母屋・屋根タルキ・・が「桧」です。)
上棟の日の夕方、お客様が「わー、家が白いわ!」とおっしゃっておられました。
確かに白く見えます。
上手い表現だなぁ・・と思ったので、今回のタイトルにさせていただきました。
同じく白く見える材料に、レッドウッドやホワイトウッドの集成材がありますが、
「桧」とは異なりますので、ご用心・・・・を。
うちのモデルハウス内のパーテーション(ガラスブロック)の写真です。
トイレ・手洗いの目隠しをしています。
先週末は多数のご来場、ありがとうございました。
今週末も、たくさんのご来場をお待ちしております。