2010/11/16
「開炉の茶会」ということもあって、華やかな道具を使いました。
明るい人工照明の下での「大寄せ茶会」が主流になって、
道具の好み・流行が変わって来ていると聞きます。
今回は、「茶碗」は本阿弥光悦(江戸初期)作の茶碗の写し、
「棗」(お茶を入れる容器)は松平不昧(江戸後期)好みの写しを使いました。
「釜」の地肌には「鷺」が鋳出してあり、
「釜」の環付(釜を持つ為の輪通し)は「巻貝」になっています。
「鷺」のご馳走(巻貝)を意匠に合わせるところに、
昔の人の「遊び心」があります。
薄茶席には、今でも「くつろいでくださいね!」の意で「たばこ盆」を出します。
愛煙家には嬉しい設え・・・といえますが、
今だかって、茶席で、キセルでタバコを吸ってる人を見たことがありません(笑)
禁煙・分煙の時代であっても、
なんとなく無くせない「茶席の風景」になっています。
ブログに掲載できる写真が4枚までの為、
2部建てで、ブログを書きました。
お付き合い、ありがとうございました。