荒栄ブログ

茶室習作のその後

2011/11/17

こんにちは。
社長の荒川です。
先月のブログに書かせていただいた
「茶室習作」のその後のお話です。

大工さんの仕事がほぼ終わり、
この後、壁を塗って、畳・建具を入れたら、完成!となります。
大工の若瀬さんには、
「できるだけ、立派に見えないように」
一生懸命!励んでもらい、
若瀬さんの「えっ・・・???」といった表情を楽しんでいる(ごめん)内に
とうとう、大工仕事が終わりました。

後は、花釘の高さを決めて・・・・
左官屋さんに「へたうま」に塗ってもらうところが
次の山場(楽しみ)となります。
雑談ですが
遠州流の茶祖(将軍 家光の茶堂)である大名茶人「小堀遠州」は、
夏の茶事の際、床の間の土壁に「水」を打ち、
掛物や花ではなく、その濡れた風情・景色で客人をもてなした・・・・とか
(当然、何度も水打ちすると、床の間の壁は剥れ落ちます。)
昔のお茶人は、
水指(水を入れる容器)をびしょびしょに濡らして、茶室に持ち込み
(古い備前などは水漏れする物もあります。)
畳が傷むことを厭うどころか、楽しんだ・・・・とか等
茶室はアナザーワールド(笑)かもしれません。
いずれにしても、
お茶室は、出来立てよりも20年~30年経った頃からが「旬」と思います。

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